北陸復興のアイデア創出を目指す“NEO AWARD HOKURIKU”「受賞者ピッチ」開催レポート
北陸復興のアイデア創出を目指す
“NEO AWARD HOKURIKU”
127アイデアの頂点を決める
「受賞者ピッチ」開催レポート
~ 最優秀賞は新たな栄養菓子を企画した
「ヤマト醤油味噌チーム」~
株式会社スポーツネーション(本社:東京都豊島区、代表取締役:三木智弘)は、国内バレーボールトップリーグ「SV.LEAGUE」を主催する一般社団法人SVリーグと協力し、北陸復興に向けたアイデア創出を目指すピッチイベント「NEO AWARD HOKURIKU ~繋げ未来へのトス~」(以下、ネオアワード)を、2025年1月に石川県かほく市で開催される「MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA」のタイアップ企画として開催します。
この企画の一環として、全国から集まった127アイデアの頂点を決めるピッチイベント「受賞者ピッチ」を、11月29日(金)17時より石川県立図書館にて開催しました。
ネオアワードについて
石川県では1月の能登半島地震や9月の能登豪雨といった災害が相次ぐ中、現在も災害ボランティアや炊き出しなど、復興に向けた取り組みが続けられています。そうした中、国内トップのプロバレーボールリーグ「SV.LEAGUE」のオールスターゲーム「MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA」が、来年1月に石川県かほく市で開催されることが決定しました。全国から注目を集めるこの機会に合わせてスポーツ・学生・企業の力を結集し、北陸復興に向けたアイデア創出を目指すインパクトアワードが「ネオアワード」です。
◯ スケジュール
2024年10月16日(水) ~2024年11月10日(日) 23:59:アイデア公募期間
2024年11月15日(金):書類審査通過者決定
2024年11月29日(金):受賞者ピッチ発表@石川県立図書館
2024年11月11日(月) ~ 11月14日(木):企業審査
2025年1月25日(土) ~ 1月26日(日):DEMODAYの開催
◯ DEMODAYについて
一部アイデアについては、1月25日、26日に石川県かほく市で開催されるオールスターゲーム「MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA」のサイドイベントとして、実施の機会が学生に提供されます。
「受賞者ピッチ」の様子
オープニングではスポーツネーションの三木智弘が登壇し、ネオアワードの参加御礼と開催趣旨を会場の皆様に伝えました。続いてSVリーグチェアマンの大河正明氏が登壇し、「石川県の復興支援や関連企業の課題解決に対し、127件もの案件を学生が企業家精神をもって考えてくださったことが素晴らしいことだと感じています。本日のように大勢の人前でプレゼンテーションを行い自分の意見を堂々と述べる日本人が増えることが、これからの日本がグローバルな社会で打ち勝っていくための大事な要素になるでしょう。学生ならではのプレゼンテーションを楽しみにしています。」と、学生チームに向けて激励の言葉を送りました。
さらに石川県知事の馳浩氏と石川県かほく市長の油野和一郎氏も会場に駆けつけ、学生たちに力強いエールを送りました。
100名を超える観客が見守る中、全国から選ばれた12の学生チームが「北陸復興」をテーマに考え抜いたアイデアのプレゼンテーションを実施。各チーム3分の発表と5分間の質疑応答に挑み、「地域性」「未来性」「主体性」の3つの評価軸に基づき審査を受けました。
最優秀賞には味噌を使った栄養補助菓子を企画した「ヤマト醤油味噌チーム」が選ばれ、賞金30万円と記念トロフィーが授与されました。今後は賞の有無に関わらず、DEMODAYに向けて「MUFG SV.LEAGUE ALL STAR GAMES 2024-25 ISHIKAWA」のサイドイベントとして実施されるアイデアの選定・ブラッシュアップが行われます。
最優秀賞
チーム | ヤマト醤油味噌チーム |
テーマ | スポーツ分野において、糀甘酒、味噌など伝統的日本食を広めるには? |
メンバー | 端野 大夢(石川県立大学)、北川 真衣(同左)、米谷 若菜(同左)、中尾 明稔(同左) 他14名 |
アイデア | 競技者など多くの人が休憩時間に手軽に栄養補給できる、味噌を用いた栄養補給食の開発 |
概要 | 味噌の高い栄養価に着目し、手軽に接種できる栄養補助菓子を企画。オールスターゲームの開催を通じたプロモーションを実施し、味噌の健康効果と北陸の食文化の魅力を広く発信することを目指す。 |
◯最優秀賞を獲得した「ヤマト醤油味噌チーム」からのコメント
能登半島地震をきっかけに多くのボランティアの方々と触れ合ったこともあり、石川県への愛がより深まりました。今回、味噌をはじめとする発酵食品の魅力をもっと多くの人に広めることが北陸復興につながると考え、ヤマト醤油味噌さんとともにアイデアを練り上げました。来年1月のオールスターゲームで、このアイデアを皆さんにお披露目できるよう、引き続き全力で取り組んでいきます!
◯審査員より(松島大輔氏/金沢大学融合研究域教授・博士(経営学))
総じて「元気の良い」発表でしたが、これは単に年少者に向けた繕いコメントではありません。主催者が提唱したスポーツというテーマが奏功したと思います。最初から負けると思って競技に臨むアスリートはいない。勝利への腹落ち。事前に不確実な環境において、アントレプレナーは成功することへの納得感(センスメーキング)が重要。その意気を忘れず結果にコミットしてください。
◯審査員より(不破大仁氏/石川県議会議員)
Z世代と呼ばれる若い皆さんのパワーと発想力に大いに刺激を受けました。伝統を大切にしながらも新しい風を取り入れる工夫や、地域を元気にしたいという熱い想いが随所に感じられました。また、スライドの表現の工夫やより伝わる話し方になるよう練習されたであろう努力も垣間見えました。この大会から生まれる新たな可能性にエールを送りつつ、さらなる活躍を期待しています!
受賞者ピッチ開催概要
企画名:NEO AWARD HOKURIKU ~繋げ未来へのトス~
「受賞者ピッチ」
主催:株式会社スポーツネーション
協力:一般社団法人SVリーグ
後援:石川県、金沢市、かほく市、石川テレビ放送、
テレビ金沢、北陸朝日放送、北陸放送、北國新聞社
応募対象:2名以上の学生メンバーで構築されるグループ
表彰:最優秀賞/賞金30万円(ピッチ審査)
優秀賞/賞金5万円(書類審査)
開催日時:2024年11月29日(金)17:00~20:00
場所:石川県立図書館 だんだん広場
登壇者、ゲスト:油野 和一郎氏(石川県かほく市長)、上町 達也氏(secca inc. 代表取締役)
大河 正明氏(SVリーグチェアマン)、KT氏(Canva Japan株式会社 Japan Community Lead)
馳 浩氏(石川県知事)、不破 大仁氏(石川県議会議員)
松島 大輔氏(金沢大学融合研究域教授・博士)、三木 智弘(スポーツネーション代表取締役)
受賞者ピッチ参加学生チーム
・第3職員室チーム
喜多 輝(金沢大学附属高校)、加籏 俊星(第一学院高等学校)
・四十萬谷本舗チーム
高山 愛莉(関西学院千里国際中等部)、尾崎 愛莉(同左)
・和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会チーム
曽我 彩乃(七尾高校)、竹津緋七乃(同左)、小澤明季(同左)、脇田麻結(同左)
・石川ミリオンスターズチーム
山本 星菜(慶應義塾大学)、立花 愉梨亜(同左)
・再生科学研究所チーム
杉本 紬(金沢美術工芸大学)、野衣 咲(同左)、筒井 徹心(同左)、廣渡 桃華(同左)、
村上 彩華(金沢美術工芸大学)
・ドローンショー・ジャパンチーム
佐藤 陽太(小松大谷高校)、梅田 麻人(同左)
・ROAD TO NOTOチーム
小辻 桃果(角川ドワンゴ学園S高校)、市川 玲於(千早高校)
・茶事御料理.田丸茶寮チーム
岡部 泰良(東京大学)、細谷 惟司(同左)、山本 梓紗(同左)
・木村精工チーム
坂東 凜汰朗(金沢美術工芸大学)、坂口 歩(同左)
・PFUブルーキャッツチーム
山西 優心(金沢美術工芸大学)、松尾 知門(同左)
・石川樹脂工業チーム
相良 ねね(武蔵野大学)、鈴木 結花(同左)
・ヤマト醤油味噌チーム
端野 大夢(石川県立大学)、北川 真衣(同左)、米谷 若菜(同左)、中尾 明稔(同左)他14名